日本、カメルーンに勝利!
 
 この結果を予想していた人はどれくらいいたでしょうか。かくいう私も、善戦はするだろうが、最後は例によって後半ガス欠をおこして敗戦とみていただけに、良い方向に裏切られました。
 実は、試合前におや、と思うことがありました。国家斉唱の時に選手達が肩を組んだことです。少なくとも私が見た代表戦では初めてです。そして本田がゴールを決めた後、ベンチへ駆け寄って控えのメンバーと抱き合い歓喜していたことです。前回のドイツではチーム内の亀裂が取りざたされていただけに、この2つの光景は、今回のチームには良い化学反応が起きつつあるのではないかと思わせました。
 終盤のカメルーンのパワープレーをしのげたのも、決定的なシュートがクロスバーを叩くという幸運もあったにせよ、最後まで一丸となって立ち向かえたことが要因の一つでしょう。
 岡田監督の選手交代策も、これまでよりは理にかなっていたと思います。岡崎投入で隙あらば追加点を狙うというメッセージを送り、矢野は・・・よくわかりませんが、そして最後は稲本で守りきるという、ゲームプランが見事にはまったと思います。稲本はもっと早く使っても良かったような気がしますが。
 
 しかし、予想通りマスコミは掌返しですな。まあこれで少しは盛り上がるでしょうから、大目に見ることにしましょう。